駱駝のひきだし―はじめての中国編―


股割れズボンと短めストッキング
                            撮影 ハルチ

今でこそ、「また中国行くの?」と言われる私だが、大学入学当初は海外旅行なんて大それたことだと思っていた。
サークルに入って、先輩のほとんどが夏休みは中国で貧乏旅行をするのが慣わしだと知り、中国旅行がかなり身近になった。
当時は先輩が得意げに話す土産話に心躍らせたものだ。
なかには北海公園の湖は向こう岸が見えないほど大きいなどと言う先輩もいて、「さすが中国だぁ」と鵜呑みにしては笑われたものだ。

私の通っていた大学では、毎年夏休みに北京外国語学院へ短期留学するものを募っている。
中国初心者にとっては2年次ないし3年次に、これに参加するというのが無難かつ安全な第一歩である。
ご多分に漏れず、小心者の私はこのコースを選んだ。
↓撮影 ハルチ
なとのりトトロ
ツワモノは個人で鑑真号だの燕京号だのに乗って台風にもまれながら大陸に着くなんて方法をとったりするのだが
台風にあってひどい船酔いになったという先輩の話を聞いて、軟弱な私にはとうてい無理に思えたからだ。
短期留学は先輩たちの貧乏旅行よりはちょいと値がはるので、1年次の夏休みはアルバイトに励み資金を貯めることにした。

そんな意気込みで中国を夢見ていたころの文章をいくつかご紹介したい。
今、読むと中国にはまりたての新鮮な感動があり、それがまた懐かしい。
3毛でバスに乗れた時代に思いを馳せていただけたら幸いである。

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1992 
「サークル悟空」の教材(一年次向け)
@北京の交通機関(L先輩著)
A買い物(L先輩著)


1993 
北京の日記
93年7月26日から29日(駱駝)

中国語学研修団報告書
歴史と語ろう・西安の旅(駱駝)


1994
中国旅行のしおり
魅惑の中国〜北京15日間の旅〜(駱駝)

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