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- Luotuo Shufang Top -China series - Rakuda no Nichijyou - Special Thanks & Links - Luotuo BBS - mail - | ||
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![]() 勤めていた映画館が閉館してしまったので、今後は自腹で映画を見なければ。 今までのように何でも見ようってわけにはいきませんがひっそりと更新していきます。 かなり、個人的な感想なので、ファンの方には不快に感じる箇所もあるかと思いますがご容赦くださいまし。 映写機などの写真をご覧になりたい方は電影広場21へどうぞ。 |
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![]() 2006/2/15 THE 有頂天ホテル 監督・脚本/三谷幸喜 主演/役所広司 配給/東宝 公開/2006年1月14日 |
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実に1年ぶりに映画館に行きました。駱駝電影院を見ると、いかに映画から遠ざかったかが実感できますな。遠ざかれば遠ざかるほど感じるのが入場料1,800円は高い、ということ。とくに現在プー太郎のわたくしめには贅沢な娯楽です。というわけでサービスデーに夫に連れて行ってもらうというコスイ手を使ってまで見てまいりましたのがこの映画。公開一ヶ月にして、いまだに満席に近い集客力にも感心ですが、実際ご覧になれば納得。これぞ喜劇といった脚本に、お約束だけど笑ってしまうことウケアイです。「みんなのいえ」より楽しかったなぁ。なんと言っても出演してる役者さんたちが楽しんで出演してるなぁって感じがいい。出てくるだけで笑える豪華で個性的なキャラクターが目白押しだけど、オーシャンズイレブンのようなバラバラ感がないところがうまい。人間関係のヘンな連鎖がなかなかよくできていて、こういう脚本を思いつくってすごいな〜と思いました。ってほめすぎかな。久しぶりの映画がうれしくて過大評価だったらごめんなさい。でも楽しいっすよ。思ったより長くてお得感もあるし、見た後に「あ〜、楽しかった」って言いながら映画館を出られる映画だと思います。 | ||
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2005/3/20 オペラ座の怪人 監督/ジョエル・シューマッカー 制作・作曲/アンドリュー・ロイド=ウェイバー 主演/ジェラルド・バトラー エイミーロッサム 配給/ギャガ・ヒューマックス 日本公開/2005年1月29日 |
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タイトルと音楽は有名だけど、ストーリーはちっとも知りませんで、今回初めて映画で見て「ほっほう」と思った次第。まぁ、ストーリーはまぁ、ふーんといったとこですな。普通かな。でもセットや衣装もいかにも「お金がかかってるな〜」という感じで良く出来てるし、歌以外のシーンはことさらに静かな映画で、音楽が引き立つところもニクイ演出です。バリバリのミュージカルなので、同じ歌詞のくり返しがちょいと眠気を誘いますが、みんなめちゃめちゃ歌うまいっ。当たり前かもしれんけどね。女優さんもきれいだし、人とは思えんほど醜い顔などという触れ込みの”怪人”も、あれくらいならどうということもないほどのいい男ぶり。ハンサムで若造の白馬の子爵様よりも、ちょっと屈折してるけど”怪人”のほうが魅力的だったと思う人は多いはず。どれをとっても”いかにも”なしぐさに、ツッコミをいれたくなるけど、それはミュージカル、舞台の疑似体験と思えば許せてしまう。見終えた後もあの音楽がこびりつくことウケアイです。率直な感想は、「とりあえず気が済んだ」程度。とくにハマって「舞台も見たい!」とは思わないところをかんがみると、ミュージカル映画として適度に満足したとも言えるけどね。 | ||
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2004/12/23 ターミナル 監督/スティーブン・スピルバーグ 主演/トム・ハンクス 配給/UIP 日本公開/2004年12月18日 |
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心温まる人間ドラマって感じの予告編につられて見てみました。ん〜、でも物足りない。キャラクターは悪くないんだけど、生かしきれてない感じ。もっとキャラクターに感情移入できるドラマティックなエピソードもほしい。もしくは一つ一つのエピソードをもっと盛り上げてほしい。展開もちょっと遅い。何よりも残念なのが私の好きなキャサリン・ゼタ=ジョーンズがいまいちなこと。別にキャサリンじゃなくて全然いい感じの役。唯一華のある役なのに、地味だし、肩透かしだし。ちょっと期待してたのになぁ。もっと言葉のくい違いとか、おもしろくできそうなのにな。ピーナッツの缶の中身も隠すほどの秘密でもないのにもったいぶってるし。つまんなくはないけど、とにかくもっと面白い演出がほしい映画。 | ||
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2004/12/18 ハウルの動く城 監督/宮崎駿 音楽/久石譲 声/倍賞千恵子・木村拓哉 配給/東宝 公開/2004年11月20日 |
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待望の宮崎作品と言われつつも、あまり評判になっていないのは私の気のせい?千尋も期待はずれだったので、ハウルにも期待はしていない。でもやっぱり押さえておきたい作品なので急に思い立ちレイトショーで見てきました。一言で言おう!意味が分からん。最初、なんかテンポ悪いな、と思っていたら、後半はなんだかわからんうちに話が進み、気が付いたら置いていかれたまま終わってしまった。いつの間にか「愛してる!」とか言ってるし。なんかこの言葉に違和感を覚えるのは、この主人公たちの見た目が老婆と青年だからだけではなく、宮崎作品の雰囲気にあっていない。ともあれ、絵はきれいだし、動く城の表現も、宮崎駿だからこそのすばらしい画力だと思う。老犬のヒンもかわいいし、荒地の魔女も「どう見ても美輪さん!」って感じでいい。でもさ、反戦だとか、いろんなメッセージが込められるのかもしれんが、肝心のストーリーがわかんないと伝わらんと思うんだけどな〜。ハウルはいったい誰と戦っていたの?誰かおしえて!だいいち止めようと思えばいつでも止められるような戦争を何故この国がおこしてるかとかそういう背景はないんだもんな。なんか都合よく終わっていて疑問が残る。マトリックスの「2」の終わり方みたいな、そんなんありなん?的結末。世の子供たちはこれはこれで納得できるんだろうか。つーかあんまり深く考えてはいかんのかな? | ||
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2004/11/27 2046 監督/ウォン・カーウァイ 撮影/クリストファー・ドイル 主演/トニー・レオン 配給/ブエナ・ビスタ・インターナショナル 公開/2004年10月24日 |
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「花様年華」の主人公のその後でありながら、全く違う性格で...なんてわけのわからん設定の映画。基本的にこの監督の映画は意味が分からん。意味がわからんから、世間の評論家は深読みして哲学的にとらえてもっともげにほめたりするのでは、と私は思う。この映画も、SF映画とレトロな雰囲気とが撮りたかっただけって感じじゃない?なんとなくやりたかったシーンを使いたかった俳優を集めて、うまいカメラマンに撮らせて、てきとうにつなぎ合わせたっぽくない?だから、ストーリーも何だかよく分からなかったし、テレビの特番で言ってたような深い意味があるようにも思えんかった。そんなこといいながら、ついつい見てしまうのは、やっぱりキャストの豪華さ、映像の美しさに魅かれるから。なんだかんだ言って、女優さんをきれいに見せるのはピカイチかも。「花様〜」のマギーは本当にきれいだったし。監督の腕なのか、カメラマンの腕の良さかはわからんけど。今回は久々にフェイ・ウォンが見られるのが楽しみで見にいってしまったけど、見終わって、心に残るのは「やっぱ、フェイってお肌きれいだわ〜」ってこと。トニーはなぁ、あんな遊び人じゃなくてもっと人のいい役がいいな〜。こんなにきれいな映像にできるなら、クリストファー・ドイルが監督もやればいいのに、って思うのは私だけかな。 | ||
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2004/11/06 笑の大学 監督/星護 原作・脚本/三谷幸喜 主演/役所広司・稲垣吾郎 配給/東宝 公開/2004年10月30日 |
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「笑の大学」はラジオ版、舞台、そして今回、映画化したらしいけど、私は映画が初めて。予告でだいたいの見所を見てしまった感があって、実はあまり期待せずに見に行きました。そこそこ笑えたけれど、そんなに大爆笑という感じではなかったな。笑いの度合いでいったら、スウィングガールズのほうが笑えた。その代わりこの映画では、思いのほかラストに泣けました。久々に鼻水ズルズルするまで泣いてしまいました。映画の大半が、同じ部屋の中、二人っきりの場面のせいか、どうしても舞台っぽさはぬぐえないけど、お芝居より映画のほうが多くの人に気軽に見てもらえるだろうし、これはこれでオッケーですな。まぁ、もうちょっと映画ならではの演出があってもよかったかもだけどね。 | ||
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2004/10/24 スウィングガールズ 監督/矢口史靖 主演/上野樹里 配給/東宝 公開/2004年9月11日 |
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ウォーターボーイズの女の子版とわかりやすいウワサで評判の映画です。ちょっと遅くなりましたが、駄馬氏のお薦めで見ました。素直におもしろかったです。気負わず、誰でも楽しめるいい映画だと思います。みんないまどきな女子高生なんだけど、言葉が訛っているのが何ともいい味で、ぐっと親近感がわきます。福島の人は語尾に「だべした」って付けるって聞いていたけど、こういう風に使うんだぁ、と感心しました。ストーリーの意外な展開なんかなくても、フツーにおかしくて涙がでちゃうシーンがジャズの心地よい響きにのって目白押し。ラストは自然に体がスウィングしたくなること間違いなし。超音痴でなにひとつ楽器が出来ない私も何かやりたくなりました。何事もノリで乗り切れる高校時代がとても懐かしく、あのころにもどって仲間と何かに打ち込みたい気持ちに包まれ映画館をでました。いいねぇ、高校生。楽しかったなぁ。今思えば、もっともっと色々なものにチャレンジしてもよかったなぁ、などと思いを馳せたりすることうけあいです。 | ||
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2004/07/18 スパイダーマン2 字幕スーパー版 監督/サム・ライミ 主演/トビー・マグワイア 配給/ソニー・ピクチャーズエンターテインメント 日本公開/2004年7月10日 |
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1,800円払っても絶対スクリーンで見たい映画(私の中で)第一位の「スパイダーマン2」です。「1」を見た時点で、次作もきっとおもしろい、という確信を持っていた方は多いはず。長年のスパイダーマンファンはどう思っているかわからんけど、私的には、ストーリーよし、映像よし、出演者のハマリ具合よしの三拍子そろった大本命です。一言で言えば「なにもかも良く出来ている」。主人公のピーターがちょっと可哀想なところがすごくいい。それをいかにも普通っぽいトビーが危なげにやるから、手放しで応援してしまう。私って単純だな、と思いながらもすごくのめりこんで見てしまった。スクリーンのなかの人がいっせいに右をみたら、つい私も右をみてしまったほどだ(うまいことにカメラのパーンが少しじれったいの)。「1を見てないけど、2をいきなり見てわかる?」とよく聞かれるけど、絶対「1」を見てからがおすすめ。「1」をみておきながら「2」を見始めて、「あ、復習しておくんだった!」って思ったほど。「1」を見たら「2」が見たくなり、「2」を見れば「3」が見たいと思うはず。ついでに「1」と「2」ももう一回見たい。「1」のときもそうだったけど、たくさん面白いシーンを見てかなり満足してるんだけど、続きが気になる終わり方なのよね。もう、どうなっちゃうんだろ?早く次が見たい。関係ないけど、ハリー(ピーターとMJの友達)役のコ、伊藤英明に似てると思いません?出るたびに「伊藤くんだ」と思ってしまいました。 | ||
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2004/07/14 ハリーポッターとアズカバンの囚人字幕スーパー版 監督/アルフォンソ・キュアロン 主演/ダニエル・ラドクリフ 原作/J・K・ローリング 配給/ワーナー・ブラザース映画 日本公開/2004年06月26日 |
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1と2を見たから、3も見ないといかん、という義務感に駆られて見たわりにはおもしろかった。いままでの3作で一番かもしれない。原作でもこの3作目が前半の山場だし。本で読んだのがずいぶん前で、ストーリーをほとんど覚えていなかったのもよかった。全体を通してテンポも悪くなかったし、ストーリーの展開や布石もひねりがきいていておもしろい。本と比べると、もうちょっと説明があっていいもいいところもあるけど、上映時間を考えると、やはりよくまとめたと思う。いちばんたるいクィディッチの試合がコンパクトなのもナイスだ。実は4作目を読んでいるのだが、クィディッチのワールドカップの話がつまらなくて読むのをやめてしまった。それくらい私はこのスポーツの楽しみがわからない。前にも書いたかもしれないけど、ハリポタのおもしろさは、絶対ありえない世界でありながら、おりにふれてけっこうリアルで今風な感覚で書かれているところだと思う。児童文学ってどこか無理がある展開だったり、ルールがうやむやに思えたりするところがあったりもするけど、ハリポタは細部にわたる設定がちゃんとしている。映画だけ見て「ちょっとあれは何だったの?」という箇所がある方は原作を読めばたいてい納得だと思う。そんなこだわりの作者のわりにクィディッチはいまいちだ。それはさておき、先日、テレビで「賢者の石」をやっていたけど、子役が実に子ども子どもしていてびっくりした。あれから思えばこの子達、本当に成長したなぁ、と誰もが思うだろう。ロンなんてちょっとまのびしちゃったくらいだ。でもそれもこの映画の楽しみの一つでしょうな。もう今回ので私は満足だな。次回は正直どうでもいいや。おもしろいから次も見たいかと言えばそうでもない、次に期待させるって意味ではイマイチな終わり方だったのかな。 | ||
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2004/06/05 真珠の耳飾りの少女 監督/ピーター・ウェーバー 原作/トレイシー・シュヴァリエ 主演/スカーレット・ヨハンソン 配給/ギャガ・コミュニケーションズ 日本公開/2004年4月10日 |
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「真珠の耳飾りの少女」とは「青いターバンの女」という俗称で知られているフェルメールの名画で、「北のモナリザ」とも呼ばれている。17世紀オランダのフェルメールという画家についてはよくわかっていない。現存する彼の作品もわずか30数点、しかも1枚は盗まれて現在行方知れず。小説にするにはもってこいの題材である。今回のこの映画は同名の小説の映画化だそうです。フェルメールの絵は大好きなんだけど、この小説のあらすじを読んで、あまり興味はわかなかった。だから今回の映画もストーリーには全く期待していなかった。実際見ても、どうという話ではないかな。ではなぜ銀座まで行って見てきたかといえば、衣装やセットなど、かなりこだわって作ったと聞いたから。フェルメールの絵は似たような室内の構図が多く、同じ小物が何度も登場したりするので、そういったものをそろえるだけで、かなりフェルメールらしくなるのは想像できる。それを映像で見たかったのです。出来ばえは満足です。画集片手に比べたくなるほど、良く出来ていました。あの椅子、あのカーテン、あの服、どれもあの絵に出てきたものばかり。しかもカメラワークもとなりの部屋から撮っていたりと、見覚えのある構図をつかったりしていて面白い。しかし、フェルメールの絵を見たことない人がこの映画を見て面白いと思うまい。多分、小説では微妙な心境の描写が書かれているんだろうけど、映像でそこまで読み取れる観衆は少ないんじゃないかな。 | ||
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2004/05/26 トロイ 監督/ウォルフガング・ペーターゼン 脚本/デビッド・ベンオフ 主演/ブラッド・ピット 配給/ワーナー・ブラザース映画 日本公開/2004年5月22日 |
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私は歴史物が好きなので、話題作トロイを見てみました。ずっと前にトロイ遺跡に行っておきながら、なんのこっちゃわかっていなかったので、「世界不思議発見!」でも見て予習しようと思ったら、特番で次週持ち越しになってしまった。しかたがないので、図書館で「イリアス」について調べようかと思ったけど、見つかったのはトルコのガイドブックぐらいだった。また「ラスト・サムライ」みたいに意味がわかんなかったらやだからさ。でも「トロイ」はいきなり見ても大丈夫。そんなむずかしい話じゃなかった。神話だとか伝説だとかいう、神がかり的な要素はきれいにカットしたみたい。ほとんどが戦争のシーン、それも白兵戦。痛そうよ。よくできてるけど、戦争に巻き込まれる民衆の表現はロード・オブ・ザ・リングのほうがうまいかな。トロイは意外に個人戦だし。そのなかでスゴイと思えたのはブラピの身のこなし。かっこいいね。かなり鍛えてそうだわ。作品全体をみるともうちょっと感情移入ができる人物像や、ストーリーのヒネリがほしかったなぁ。すごい盛り上がりってのがないから、印象にあまり残らないな。オーランドがちょっと気の毒だったのはずっと覚えてそうだけど。。。 | ||
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2004/04/07 レジェンド・オブ・メキシコ 監督・脚本/ロバート・ロドリゲス 主演/アントニオ・バンデラス 配給/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 日本公開/2004年3月6日 |
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ジョニー・デップにつられて見にいったけど、なんだかイマイチだったな。ある意味キル・ビルっぽい。なんか好き勝手やってるな〜って感じ。監督も大勢に受け入れられようって気はないんだろうな。わかりやすく言えば「ヒーローもの」なんだけど、なんか色んな人が出てきて、最後まで誰が誰だかよくわかんなかった。ほとんどが銃撃戦だし、ジョニーのTシャツは変だし、バーのカウンターは移動式だし、ギターケースは走るし、何なの???やっぱ前作見てれば少しは分かったのかな?いや、前作見てたら、今回は見なかっただろうな。ギターはかっこよかったけどね。後でしったけど、犬抱いてるのはミッキー・ロークだったんだね。気づかなかった。ウィレム・デフォーもあまりに馴染んでいてわからなかった。ジョニー・デップもよく見なきゃ分からないときあったからな。いくらなんでも、それは私だけかも知れないけどさ。ま、個人的にはあんまりオススメじゃないな。 | ||
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2004/03/18 ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 監督/ピーター・ジャクソン 主演/イライジャ・ウッド 配給/日本ヘラルド映画・松竹 日本公開/2004年2月14日 |
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やっと見にいけました。アカデミー賞総なめだったそうですね。賞とった映画ってピンと来ないもんですが、これは良く出来てます。ホント、拍手もんです。同じCGでもSWのエピソード1・2のように無機質な感じじゃなく、泥臭いところもあってリアル。オバケ隊はちょっと「そんなんあり?」って思ったけど。3作目で完結編という期待に応えきった稀な例じゃないかな?ラストサムライより、よかったし。前回に引き続き、カタカナの固有名詞が覚えられない私には、難解なとこもいっぱいあったけど、それなりに楽しめたと思います。ゴラムの気持ち悪さは倍増、サムは意外に強靭だし、フロドは相変わらずイライラさせてくれる。アラゴルンはもっと声が低いと完璧よね。「二つの塔」のときの少年兵にも思ったけど、兵士の出征を見送る庶民の様子をさ、いかにもなんだけど、うまく撮るよね。基本は勧善懲悪で、肩入れしやすいせいか、気付くとスクリーンの枠を忘れて入り込んでしまう。魔法使いなんて出てくるから所詮ファンタジーと油断していると、かなりの白兵戦。思ったよりどっちも大人数。ガンダルフ、魔法使えばいいのに。ともかく3時間23分、長くてお尻痛くなるけど1,800円でもお得です。 TとUは見てないけど、Vから見たいという無謀な方のお助けページはこちら (Vだけ見たらこうなる。ゴラムの写真の下に「見るからにあやしいしと」って書いてあってウケた。) |
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2004/01/31 ラストサムライ 監督/エドワード・ズウィック 主演/トム・クルーズ 配給/ワーナー・ブラザース映画 日本公開/2003年12月6日 |
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謙さんのアカデミー賞受賞なるか?ってとこが楽しみな話題の映画、見てきました。謙さん、もっと威厳のある感じかと思ったら、案外、気さくな役ね。ハリウッド映画だからな、サムライも英語をしゃべらんと始まらないのかもだけど、もっと無口でもいいんじゃん。ま、かっこよかったけどね。あんまりトムのことは話題にのらないね。ちょっと気の毒。ま、ほかの人でもよかったっちゃぁよかったかなぁ。おはなしはまぁまぁですな。それなりに感動するけど、涙がでるほどじゃない。これがちゃんと歴史的背景がわかっていると見方が違うんだろうけど、日本史特に疎いかんね、謙さんの立場が全然わからなかった。だからこの人は何で戦ってるのか見えてこない。駄馬氏にいろいろ説明されるまで分からんかった。謙さんが「おいどんは、」(ベタすぎか。)なんて言ってくれたらもうちょっとわかったかも知れないけどね。あと最後ね、戦場のシーンで終わりでよかったのに。なんか最後で冷めちゃった。プラスマイナス「0」で、可もなく不可もないような後味。話題作だから一応見てみて、って感じ。「おしいっ!」って感じの日本風の風景を話のネタにどうぞ。やっぱ、なんか違うのよね。 | ||
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2004/01/02 ファインディング・ニモ 日本語吹替え版 監督/アンドリュー・スタントン 日本語版吹替え/木梨憲武・室井滋 配給/ブエナ・ビスタ・インターナショナルジャパン 日本公開/2003年12月6日 |
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昨年中に見ようと思っていたのに、歳末セールで駐車場がいっぱいで映画館にたどりつくこともできず、2004年の初映画にもちこしになりました(だからショッピングセンターと一緒のシネコンは困る!)。ちなみに英語ちんぷんかんぷんの私はこの手のアニメは吹替え版と決めております。さてさて、待望のピクサーの新作ですが、まぁ、期待以上ということはなかったですな。トイストーリーのおさかな版って感じ。感動を売りにするほどじゃないかな。もちろん、ストーリーも画像もよくできているし、面白い。でも絶賛ってほどじゃない。劇場のちびっ子たちの笑いやどよめきもクレしん、ドラちゃんなどの東宝アニメには勝てず、という感じだったし。ま、種類が違うから比べるもんじゃないけどね。細かい笑いはあるんだけど、もっと期待してたんだよね。お笑い担当が、室井さんっていうのは良かったんだけど。アメリカで超ヒットしたらしいから、さぞかし笑えて、しかも最後は泣けるのだと思ったけど、わりと普通。もっと強烈なキャラクターのお魚がいても良かったかな。オモチャやモンスターに比べるとお魚って限界があるけどね。エイ好きな私にとっては、エイ先生にもっと活躍してほしかった。海亀はなかなかよかった。「クラゲライダー」ってのもちょっと笑えたし。総じてそこそこにいい作品です。劇場で見ようと思っている方はお早めに!CGアニメ映画はフイルムの傷みが目立つから、後になればなるほど、美しいブルーの画面が台無しに。すでにけっこう痛んでましたから。 |
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2003/11/13 キル・ビル 監督/クエンティン・タランティーノ 主演/ユマ・サーマン 配給/ギャガ・ヒューマックス 日本公開/2003年10月25日 |
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おかしな映画を1800円もかけて見てしまった〜。本当はマトリックスが見たかったのに、なんだかわけわからんうちにメンズデーだからといって群馬のシネコンでキル・ビルを見るはめに。だいたい私はタランティーノの映画を一本も見たことないし、バイオレンス映画が好きでもないし、R−15だし、でも、駱駝電影院の更新を最近してないから見てみっかという感じで、見てきました。なんも前情報ナシで見ているから、何これ?何なの?何なの?って思っているうちに終わってしまったって感じ。しかもキル・ビル2に続くし。一言で言えば「やりすぎ」です。キル・ビルを「最高のB級映画」と絶賛してやまない駄馬氏によると、「タランティーノワールド全開!」だそうです。ストーリーは復讐劇で、その名のとおり「ビル」とビルの手下「毒蛇暗殺団」を上の写真のおねえさんが一人一人殺していく話です。最初は一風変わった撮り方をしたバイオレンス映画なんだけど、途中でアニメが入ってきたあたりから「?」って思ってきて、舞台が沖縄になって千葉真一が出てきたあたりから「???」となり、(タランティーノワールドで言うところの)東京の場面では、もう笑いがとまりません。でも観客の誰一人として笑わないから、笑う映画じゃないのかな?と思ってずっと我慢していました。三人で見にいったんだけど、バラバラの席で見ていて、出口を出てからというもの、関を切ったように笑いながら帰りました。もうツッコミどころ満載です。どこまで本気だか全く検討がつきません。タランティーノやりたい放題です。できれば思い切り笑える環境で見たい映画です。でも音響のよさが楽しめる映画なので映画館のほうがやっぱりいいんだろうな。「2」は1000円で見るぞ。 |
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2003/10/02 インファナル・アフェア 監督/アンドリュー・ラウ 主演/トニー・レオン 配給/コムストック 日本公開/2003年10月11日 |
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トニー・レオンとアンディ・ラウという豪華キャストの話題の映画っす。一足先に試写会で見てきました。ブラピがどうの、とか騒ぎすぎっす。過度の期待をしてしまったかなぁ。ハラハラドキドキっていう面では面白いんだけどさ、なんかさ、こう割り切れないっちゅうか、何というか。アンディがすっごく悪いヤツで、っていうんなら、トニーに肩入れして見てられるんだけど、そうでもないから感情の置き場に困るっていうか。香港ノワールものって血どろどろで容赦なくって残酷で悲しいんだけど、けっこう力任せで単純じゃん?これは、映像的にはサラっとしてるんだけど、精神的に容赦がなくて、話もよく練ってある。そういう意味では香港映画っぽくない。ハリウッド系だよな。ドキッとする場面もあるしね。ラストについては何の予備知識も仕入れないで見てほしい。それを知っちゃうと面白さ半減だから。出来ればあんまり予告とかも見ないで、トニーが本当は警察官で、アンディが本当はマフィアだってことだけ覚えてて見たほうがいいですよ。そうそう、エリック・ツァンがまたいい味だしてます。エリック・ツァンと、アンディもトニーも、見ている途中で、この人はどこまで知っていてどう思っているんだろ?って見失ったときがあったな。私さ、こういう映画って、ついつい自分で多分こういう展開なんじゃん?ってどんどん先を考えながら見ちゃうんだよね。もっと素直に見んといかんな。大陸版はちょいと展開が違うそうなので、これも北京でVCDを買って見直さねば! |
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2003/09/27 パイレーツ・オブ・カリビアン 製作/ジェリー・ブラッカイマー 監督/ゴア・ヴァービンスキー 主演/ジョニー・デップ 配給/ブエナ・ビスタ・インターナショナル 日本公開/2003年8月2日 |
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あのジョニー・デップがこんなメジャーな、いかにもな大作映画に!ってのがまず驚き。それにしてもこの人は、映画ごとにホント、イメージが違うよね。今回はワイルドでかっこいいっす。エラが張ってたのにシャープに仕上がってます。そんで役もいいね。いい加減な性格なんだけど、憎めなくて、ちょっといいやつで、ヒョウヒョウとしてて、っていう、おいしい役だよね。オーランド・ブルームどうこうのというより、ジョニーのための映画だな。ディズニー映画だから、ストーリーもファミリー向けで誰でも楽しめる。まさにTDLのカリブの海賊の世界。鍵をくわえた犬を、檻の中の海賊たちが呼び寄せようとするシーンとか、ニヤッとしちゃうしね。長さも長くていいね、ずっと見ていたいもん。ウチが吹替えだったんで、字幕版は見てないんだけど、字幕版ならではの面白さがあるというので、中国でVCDでも買ってきて、ジョニーの壊れたセリフ回しを堪能してみようっと。今年のイチオシっす。 |
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2003/09/09 ターミネーター3 監督/ 主演/アーノルド・シュワルツネッガー 配給/東宝東和 日本公開/2003年7月 |
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今さら、ターミネーターなんかやっても入らないだろうな、って思っていたのに、けっこう根強い人気ぶりを発揮してくれたので、これは見なければ、と思い、終了間際に見てみました。T2は革新的な映像(液体人間はすごかった!)で驚かせてくれたけど、今回はけっこう普通。普通なだけに、すなおにアクションが面白くて目が釘付け。CGなのかもしれないけど、クレーン車で建物を軒並み破壊したりするめちゃくちゃな豪快さはすごいっす。1時間半という短いけど、よくまとまっているし、ジョン・コナー役のお兄ちゃんが猿っぽくてヘボヘボだけど、そういう役だから、それでいい。ラストが少しあっけないと思うけど、なんとか本筋につながって終わってよかったかな。T-X(女ターミネーター)が強くて面白かったしね。短時間にパーッと楽しみたいときにはオススメです。 |
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2003/08/19 HERO 監督/チャン・イーモウ 主演/ジェット・リー 配給/ワーナー・ブラザース映画 日本公開/2003年8月16日 |
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友人曰く、昨年の上海では「走后門」しないと見れないという大ヒットをとばした映画の日本公開。東のマトリックスと言われているようだが、まぁ、それだけのことはあるんじゃないかな。映像はきれいだし、お金かかってそうだし。登場人物は少ないけどキャストはこれ以上ないくらい豪華。個人的にはトニー・レオンとマギー・チャンっていうだけで大満足。実際、マギー・チャンはきれいだった。始皇帝のおじさんもいい感じだったし。「聴く中国語」に載っていたけど、時代劇なので文語体の格調高い中国語だそうだ。格調高いかどうかは知らんが、確かに「如何」とか「為何」とかが頻出だし、始皇帝と無名の会話は字幕なしではさっぱりだろうな。娯楽映画だからね、歴史的に見たらどうかな、っていうのは言わぬが花。年配の人が本格歴史大作だと思って見にきたら驚くだろうな。飛ぶし、水面走るし。ま、始皇帝は暴君だったっていうのは漢代の儒学者のデッチアゲと言われてるからね、あんな始皇帝もありじゃない?ストーリーはね、いろいろもったいぶってはいるけど真相は想像通りと言ってしまえばそれまで。でも同じ俳優さんが一つの映画でいろんな人格を演じるのでお得感もあるし、興味のある方は是非大画面で見てくださいな。 |
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2003/07/29 チャーリーズエンジェル フルスロットル 監督/McG 主演/キャメロン・ディアス 配給/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 日本公開/2003年7月 |
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これはこういう映画だから何でもアリだな。いろんな映画のパクリいや、パロディもあって楽しい。ストーリーなんかどうでもいいってくらい軽い気持ちで見てくださいな。じゃなきゃ、くだらねーって感じ。ドリューバリモアのアゴがぷにょぷにょだとか、キャメロンディアスの口がでかいとか、ルーシーリューの目がつり目すぎだとか、ゴーストのおねえちゃんも老けたなとか、色々思うけど、それも笑うトコです、きっと。これでもかってくらいコスプレしてくれるし、懐かしい音楽も目白押しです。ちょっと下ネタギャグが多いのも、またよし。ま、ビデオでもいいけど、スカッと笑い飛ばしたいときにお勧めです。 | ||
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2002/07/07 ザ・コア 監督/ 主演/ 配給/ギャガ・ヒューマックス 日本公開/2003年6月7日 |
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素直な映画、というか正当派な映画というか。アルマゲドン地下バージョンというか。けっこう面白いし、出来も悪くないんだけど、マトリックスと同じ公開日っていうのが悪かったのか、イマイチ、ヒットしなかったけど、見た人はけっこう良かったとささやく。地球滅亡の原因を宇宙でなくて、地球自身に求めたところもなかなか良かった。地下にひたすら潜って、停まった核を再び動かすべく、核爆弾を置いて、地表に戻ってくるという、誰が考えたか知らんけど、すごいストーリー。誰が行くかで、もめたりしながらも、最後には全地球人の期待を背負って出発、という展開かと思ったら、映画のほとんどが地下のシーン。あっさり、行く人決まってるし、マシーンもトントン拍子で調達できちゃう。その辺に重点を置かないのが新しい。今の科学技術がどこまで進化してるか知らんけど、こんなん無理だよな、きっと。でも見ていて、よく出来てるな、って思う。一つ疑問なのが、アメリカの宇宙飛行士って軍人なの?なんか意外。 | ||
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2003/06/16 スパイ・ゾルゲ 監督/篠田正浩 主演/イアン・グレン・本木雅弘 配給/東宝 公開/2003年6月14日 |
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本格的な社会派映画ですな。マジメな映画です。第二次世界大戦の話なんて、長い歴史からみれば、ついこの間の出来事なのに、私はよくわかっていない。日本の中国進出が列強の不評をかって、経済制裁をされた挙句、今度は資源をもとめて南方進出にふみきり参戦、みたいな流れだったけど、それで合ってる?いかんな。中国古代史より、こういうことは知ってないと日本人としていかんね。ちょっと反省。ナチス・ドイツと満州に挟まれている国、ソ連。リヒャルト・ゾルゲはソ連のために日本の動向をさぐりにきた実在のスパイ。彼は、幼いころからベルリンに住み、ドイツ兵として第一次世界大戦に出兵した経歴を活かし、駐日ドイツ大使館に潜り込み、ナチス党員になり、ドイツ側の情報を探る。一方、日本側の情報は上海で知り合った朝日新聞社の記者で後の満鉄調査員、尾崎(これがモックンね)から得ていた。日本はソ連に侵攻する意志がないというゾルゲたちの情報を得、挟撃される心配のなくなったソ連は、対ナチス・ドイツ戦に心置きなく兵力を投入することができ、結果、スターリングランドで大勝利をおさめる。そういったスパイ行為をどういう信念のもと行っていたのかっていうのがテーマかな。ちょっと難しくて自分でもちゃんと理解できたか不安なところだけど、一番最後の最後(1990年まで時代が下るの。)に何故か泣きそうになってしまった。なんでだろ?よくわかんないけどゾルゲたちの生き様が悲しいというより、抗うことのできない、強大な時代のうねりに感ずるところがあったような気がする。それにしても上川隆也が特高っていうのは似合わない。 | ||
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2003/06/10 あずみ 監督/北村 龍平 主演/上戸 彩 原作/小山 ゆう 配給/東宝 公開/2003年5月10日 |
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「あんな小娘に人が斬れるか!」と、見る前からなんとなく批判的になっていたけど、けっこう評判がいいので、見てみることにしました。確かに、思ったよりおもしろかった。監督さんが若いからか、原作がマンガだからか、妙にセリフがフランクだよね。変なひと、盛りだくさんでけっこう笑えるし。男のくせに声がかん高い人ばかり出てきておもしろい。そういうなかで竹中直人さんの声はいい声だ、とつくづく思う。冒頭の男の子たちのセリフの下手さにどきどきしたけど、敵役のキャラクターの面白さでチャラにしよう。上戸彩ちゃんのスタントマンなしのアクションが見どころ、とか言ってるけど、それは別に期待してなかった。そのせいか予想よりちゃんと撮れているな、と思った。別にスタントマン使ったって何したって私は構わんと思うけどね。だいいち、あんな細腕で日本刀は振れないよな、真剣ならさ。あんまり言うと井筒監督みたいだと言われるからやめよう。それにしてもオダギリジョーはどこからバラを取り出すのだろう?ステキ〜(笑)。 | ||
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2003/06/07 マトリックス・リローデッド 監督/ウォシャウスキー兄弟 主演/キアヌ・リーブス 配給/ワーナー・ブラザース映画 日本公開/2003年6月7日 |
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斬新な映像で話題を呼んだ前作を見たファンの期待にどれだけ応えられるかが鍵ですな。個人的には85点といったところです。満点に至らない理由は、ストーリーが難解であること(というか会話が抽象的?)と、なんか最後のほうが都合よすぎたのと、ネオとトリニティーの愛を象徴する(?)ザイオンの宴の官能的なシーンが必要以上に長かったこと、それとツインズのお兄さんたちがもっと活躍してほしかったこと、と、まぁ、こんなもんかな。私は吹替え版で3回ぐらい見ないとちゃんと理解できんかもな。アクションシーンが前作より多かったのは、よかった。前作はもっと見たい!って感じだったもんな。ネオのパワーアップぶりが、ちょっとやりすぎかな、とは思うけど、それくらいしないとみんな納得しないだろうしね。やりすぎといえばスミスさんの人数も、すごい。あれだけ多いとギャグだよね。高速道路のシーンもそうだけど、いったいどうやって撮ってんの?CGもたくさん使ってるんだろうけど、迫力がちゃんとあるのがすごい。前作を見ないで、リローデッドを見ようとするひとは、予め予備知識をつけてからのほうがいいと思います。前作をみていても???なトコがけっこうあるし。でもこの作品は1800円出してでも是非劇場で見たほうがいいと思うな。 |
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2003/05/26 TAXiB 監督/ジュラール・クラブジック 制作・脚本/リュック・ベッソン 主演/サミー・ナセリ 配給/アスミック・エース 日本公開/2003年5月17日 |
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でた!フランスおバカ映画。笑えるといえば笑えるがくだらないといえばくだらない。このシリーズを見たことある人はご存知だと思うが、この映画の「売り」は手に汗にぎるカーチェイスなんかではありません。分かりやすいギャグの連発です。思いついたことを片っ端からやりまくったら、こんな映画になりましたってな感じ。まじめに見たらいかんね。テレビとかでお菓子ボリボリ食べながら、ボーっと見るのにいいんじゃない。この映画は悲観的なところが気持ちいいくらい全然なくて楽しめるから。車が壊されるシーンがたくさんあるけど、ダニエルのタクシーだけはピカピカなままだしね。老夫婦が居間でカーチェイスのテレビを見ていると、壁を破ってテレビの後ろで本当にカーチェイスが始まるんだけど、おじいさんがゆっくり立ちあがってテレビを「故障」かな?って叩くの。「おいおい、そうじゃないだろ?」ってツッコミたくなる。始終そんな感じ。サービスデーででも見てください。中国女がいかにもって感じでいいよ。でも「キウ」って発音、普通語にはないよな。北京語しゃべってたけどさ。どうでもいいっか。 | ||
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2003/05/25 トゥー・ウィークス・ノーティス 監督/マーク・ローレンス 主演/サンドラ・ブロック ヒュー・グラント 配給/ワーナー・ブラザース映画 日本公開/2003年5月24日 |
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この二人ってとこがパッとしない。パッとしないが故に、「マトリックス・リローデッド」(同じ配給なの。)の抱き合わせで仕方なく上映しているのではないかというウワサも無きにしも非ず。率直な感想は、期待以上でも期待以下でもない、まさに想像通りの出来ばえ、といったところ。ある意味「王道」行く作品。舞台がいつものニュー・ヨークなので、「ニュー・ヨークの恋人」とか「ユー・ガット・メール」と似た感じ。展開もおんなじ。ちょっといがみあってた二人がちょっと距離をおくことで愛を確信するってなワケ。そこそこにおもしろいけど、新しいものは何もない。私の中ではラブストーリーといえば「ノッティングヒルの恋人」を超えるかどうかが一つの目安なんだけど、これは超えないね。少ししたら忘れてしまいそう。話題になりそうなのは、野球観戦の場面でシンジョウが打ってたのと、やたらと豆腐がでてくるってことぐらいかな。ま、戦ったり誰かが死んだりとか、そういうシーンがひとつもない映画だから、リラックスして見られるのがいい。二人ともパッとしなくても役には合ってるし、なんとなくラブストーリーが見たいって気分にはうってつけじゃないかな。 | ||
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2003/05/14 シカゴ 監督/ロブ・マーシャル 主演/レニー・ゼルウィガー 配給/ギャガ・ヒューマックス 日本公開/2003年4月 |
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かっこいい!セクシー!すてき!キャサリン・ゼタ=ジョーンズが。レニーとリチャードはどうかなぁ。もっと適任の人がいたんじゃない?ブリジット・ジョーンズの日記はよかった。なんかパッしない女の子のちょっと勘違いなはりきりが面白かった。でもスターダムにのし上がった殺人犯なんていう派手なイメージにレニーはいまいちしっくりこない。顔に華がないというか。その点、キャサリンは、ちょっと意地悪っぽくて気位が高いスターぶりがぴったり。ダンスもすっごくうまいし、歌も迫力があってうっとりです。あと、看守のママもいいね。もっと歌ってほしかったくらい。なにげにルーシー・リューが出てるのも意外だったな。ミュージカルっぽい映画だと思っていたら、バリバリのミュージカルだった。特にミュージカルに興味はないけど、これはやっぱり舞台で見たほうが迫力がありそうね。好きな人はすごく楽しめるんじゃない?ま、ストーリーはどうでもいいね、ここまできたら。もうめちゃくちゃ。個人的にはもっとひねったストーリーが好きだけどな。全体的にはまぁ面白いよってとこ。はずれはないんじゃない? | ||
写真がないんです。。。 | 2003/05/09 たそがれ清兵衛 監督/山田洋次 主演/真田広之 原作/藤沢周平 配給/松竹 公開/2002年11月 |
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ロードショーのとき、なんとなく見逃してしまい、その後いろんな賞を取ったりなんだりでちょっと話題になったもんだから、再上映の最終日に途中から見たという、ここに書くのも悪いような、中途半端な見方をしてしまいました。でもパンフレットを読んでたら、最初からもう一度ちゃんと見たい!って思い、もっと早く見ればよかったと後悔しました。すっごくいいとは言わないけど、ちょっと心に染みるお話です。肝心のたそがれ清兵衛は読んでないから偉そうなこと言えないけど、藤沢さんの作品らしさはよく出てると思います。ただでさえ貧しい生活なのに、容赦なく事件が起きて、少しだけ救われる人情があるけど、やっぱり悲しくて、といった感じ。お客さんで、原作のほうがいい、やっぱり山田洋次って感じでよくなかった、と言ってた人がいたけど、私は「山田洋次らしさ」っていうのが何たるかがさっぱり分からないせいか、別にこれはこれでよくできていると思いました。もともと全然違う3作の短編を一つの話にまとめたそうですが、不自然じゃないし。真田広之はかっこいいし、りえちゃんきれいだし。でもみんな「○○でがんす」だし。役者さんてうまいよね。みんな本当は東北の人なんじゃ?って思えるくらい方言うまい。最後に清兵衛と斬り合う田中泯さんも初めての映画とは思えないくらい不気味でうまいと思ったし、大杉漣さんがこの映画にも出ていることにちょっと驚いたり、着物のよれ具合とかがリアルだったり、色んな意味で面白かったな。んー、それにしても最初の30分見損ねたのは残念。。。 | ||
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2003/04/23 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 監督/スティーブン・スピルバーグ 主演/レオナルド・デカプリオ 配給/UIP 日本公開/2003年3月15日 |
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実話を元にってところが驚きです。思ったより面白かったな。もっとアホ映画かと思ったから。しかしまぁ、小切手詐欺とはいえ、一種の天才だよな。だまされるほうもほうだけどさ。ま、昔の話だしね。でもさぁ、あの学生スチュワーデスさんたちはどうしたんだろ?ほんとうにヨーロッパまで連れて行ったのかな?それに婚約していた娘はかわいそうだよね。踏んだり蹴ったりじゃん。あと共演はトム・ハンクスじゃなくてもいいな。なんか地味すぎて存在感ないし。もうちょっと個性ある演出を期待してたのに。レオ様もさ、世間でもてはやされるほどじゃないかな。でも「そして20年後」みたいな短髪姿は素直に「あ、かっこいいじゃん」って思った。ようは、いつもアイドル然としてるのが気に入らないんだな、ワシは。あんまり言うとファンから怒られるからこの辺で。 | ||
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2003/04/14 ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 監督/ピーター・ジャクソン 主演/イライジャ・ウッド 配給/日本ヘラルド・松竹 日本公開/2003年2月22日 |
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3時間という上映時間に圧倒されて、なかなか見る気になれなかったこの作品をやっと見ましたわ。よくできてるね。明らかにCGだなって感じるシーンもあるけどさ、全体を通じてチャチくないからすごい。今回は戦争シーンに尽きるね。それも、馬に乗って剣を振り回し、弓を引くような古典的な戦争がリアルに表現されてて迫力がある。そんなシーンの合間、合間にメリーとピピンと木のオバケのお話が入ってくるのがまたいい。確かに、前作より面白いかった。でも映画見る前に、よく人物の背景を見直してみるべきだったな。とくに、アラゴルンとか、ローハンとか人間の国と人の関係がごっちゃになってて、あ、人間同士でも仲悪いんだっけ?とか見てて、ふーんって感じになってしまった。しかも二つの塔って言うけど、もう一つの塔は、最初にガンダルフが炎のひとと戦ってたところのこと?よくわかんなかったわ。それにゴラムってあんなにドビーみたいだったっけ?もっと黒くてツルンとしてたイメージだったのに、あの肌色は気持ち悪い。イライジャ・ウッドの白目も怖かったけど。しかし、主人公なのにフロドって一番影が薄い気がするな。別に活躍しないし。サムのほうが頑張ってるよな。さて、次の公開はいつ?忘れないようにするのが大変よね。 |
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2003/04/02 007 ダイアナザーデイ 監督/リー・タマホリ 主演/ピアーズ・ブロスナン 配給/20世紀フォックス 日本公開/2003年3月8日 |
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アクションとお色気満載の007の最新作ですな。「チョコレート」で話題のハル・ベリーと、なんだかゴツイ顔の金髪のおねえちゃんがお色気担当。しかも戦う敵は北朝鮮という、なんともやばげな設定。そして現実ばなれした最新兵器と超未来的な科学技術の数々には今回も突っ込みどころ満載です。ま、アクションもすごいし普通におもしろいけど、もっとハル・ベリーのアクションが見たかったなぁ。ちょっともの足りない。それとあの金髪のおねえちゃんはいただけない。ちっともセクシーじゃないじゃん!そんなん思ったの私だけかな?だって顔が体育会系でたくましいんだもん。なんか興ざめじゃない?あとね、朝鮮人のサソリのおねえさんがあんまり活躍しなかったのが残念。絶対、また出てくるぜ、と思っていたのにさ。彼女はなんだったの?しかしまぁ、よくあんなむちゃくちゃな話、思いつくよね。ザオ(上の写真のヒト)、怖いし。でも一番印象的なのはジェームス・ボンドのロン毛。戦場のピアニスト入ってて、誰だよ、お前って感じ。ストーリーは忘れてもザオとそれだけは覚えてそう。 | ||
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2003/03/19 レッド・ドラゴン 監督/ 主演/アンソニー・ホプキンス 配給/UIP 日本公開/2003年2月15日 |
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このタイトル、ジャッキー・チェンのアクションものっぽいとのウワサ。確かに「羊たちの沈黙」とは結びつきにくいよね。レクター博士の第一話ってことで、レクター博士が何故「人食い」になったかが分かるのかなぁって思っていたけど、それは分からずじまい。如何にレクター博士が捕まったかは分かったけどね。話のパターンは羊たちの沈黙と同じよね。一家皆殺しの猟奇殺人事件の犯人を捕まえるため、牢獄のレクター博士の知恵を借りるためにFBIの元刑事(コイツがレクター博士を捕まえたの)が命を狙われながら四苦八苦するって展開。ハンニバルみたいにオエェ〜ってシーンはないので安心して見てください。でもその分インパクトがないといえばない。よくできてるので面白いんだけど、もうヒトコエって感じがしないでもない。何年かしたら忘れちゃいそう。羊たちの沈黙のドキドキ感のほうが印象的だな。ま、頭脳戦がメインだからしょうがないのかな。暗号とかあっさり解いてしまうのが興ざめなのかな。そうそう、レッド・ドラゴンっていうのがその猟奇殺人の犯人の別名(?)だったりするんだけど、「中」っていうサインは漢字圏の人間にはちょっと笑える。本当にマージャンパイの「中」ってレッド・ドラゴンっていうのかな?初耳だわ。この映画、中国では「紅竜」とかいう題名になるのかな?「中」だったら面白いな。 |
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2003/02/28 戦場のピアニスト 監督/ロマン・ポランスキー 主演/エイドリアン・ブロディ 配給/アミューズ・ピクチャーズ 日本公開/2003年2月15日 |
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おすぎさんのCMに煽られて「なんかいいらしい」とみんなが期待しているこの映画。さっそく見てみました。「とっても泣ける感動もの」とか「戦争の真っ只中にあって心温まるストーリー」なんかを期待してはいけません。理由なく迫害され殺されていくユダヤ人、飢え、破壊、恐怖がリアルに繰り返される映画。宣材にあったように、この監督にとって、この映画は「撮りたい映画」ではなく「撮らなくてはいけない映画」だったって感じ。ストーリーは、ポーランドの有名なピアニスト、W.シュピルマンの実話の映画化。音楽の神様が彼を生かしたとしか思えない運のいい男と、そのまわりの悲しいお話。ナチス・ドイツの軍人たちの気まぐれでいつ殺されるかも分からん恐怖は、夢にでてきそうなほどリアル。衝撃的なことは間違いないけど、私はどこにも感動しなかったな。ホロコーストものなら「ライフイズビューティフル」のほうが感動的。「シンドラーのリスト」は見たことないので比べられないな。ともかく戦争ってヤダって思うよ。アジアに進出した旧日本兵もあーだったのかと思うと複雑よね。ちょっと社会派な気分を味わい方にはおすすめだけど、なんとなく感動したいからって理由で見ないほうがいいと思うな。 |
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2003/02/19 T.R.Y. 監督/ 主演/織田裕二 配給/東映 公開/2003年1月11日 |
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「トライ」どうだった?って聞くとみんな「謙さん(渡辺謙のことね)がかっこよかった!」という。主役の織田裕二はいつもの織田裕二で、期待以上でも以下でもないといったところなのでしょう。私も特別なファンでもないからな。私はどっちかっていうと謙さんファン。あの軍人ぶりはたまりません。織田裕二の大げさな表情はいまいち引っかかるけど、謙さんのいかにもっていう演技には納得してしまうあたり、結構好き嫌いで映画を見てるんだな、ワシ。ラストがチャチイと聞いていたので、過大な期待もせず楽しめました。話の進むスピードが最後にきて急に早くなるから、なんかバタバタした印象ではあるけどね。ま、ストーリー上しょうがないんだろうけど。全体的にみれば、まあまあっていう感想かな。上海の風景も、香港映画にでてきそうなセットでよかったし。中国語はみんな頑張っていたほうじゃない?少なくとも、リターナーの岸谷さんよりみんなうまかったし。代わりにあの革命家の日本語に字幕がほしい。中国人の話す日本語に比較的慣れている私もかなり聞き取れない。もう、彼は中国語で、織田裕二は日本語で会話すればいいよって言いたくなる。それとフェイ・ウォンの歌が2箇所でてきたね。「我願意」ってフェイの持ち歌だよね?「お国の歌は懐かしいでしょう?」って言われると、古い歌なのかなぁって疑問が湧いてくる。いっそのこと、本当にフェイに出てもらえばいいのに。 | ||
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2003/02/06 火山高 監督/キム・テギョン 主演/チャン・ヒョク 配給/アミューズ・ピクチャーズ 日本公開/2002年12月 |
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うわっ、変な韓国映画が来た!って感じだけど、見ると意外に楽しめる。ま、くだらいと言えばくだらないことこの上ないけどね。タイトルから話が想像しにくいけど、火山高の「高」は高校のことって言われれば学園ものなんだなぁってわかるはず。で、どんな高校っていうと、生徒や先生がナンバー1の座を狙っている変な学校。もちろん学力ではなく、戦いで相手を制すのが火山高式。暗い感じのポスターだけど内容は笑えるアクションもの。画面は暗いけどね。個人的には少林サッカーより面白いんじゃない?映像も凝ってるし。マトリックスの学園コメディ版ちゅう感じかな。チャウ・シンチーも目がかわいいけど、火山高のキム・ギョンス(ホントはチャン・ヒョク君という俳優さんらしい)も表情がとってもかわいい。つーか、みんな大げさな表情が漫画的でいい。日本語版だったから、余計にマンガっぽくておもしろかったのかも。そういえば韓国も制服といえばガクランなのだろうか?剣道部とかあるのも驚きだだよな。ま、深く考えず、楽しむべし。 |
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2003/02/05 黄泉がえり 監督/塩田明彦 主演/草g 剛・竹内 結子 配給/東宝 公開/2002年1月18日 |
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当の東宝でさえ、こんなにヒットするとは思わなかったであろうこの映画。小説が原作なのでお話の展開も意外性があっておもしろいし、ちょっと感動もある。涙止まらずってほどじゃないけど、目頭が熱くなる場面が小出しにくる感じ。見た後に語り合いたくなるようなお話だな。だから口コミで結構評判になって、当初の3週間限定の上映が続映ってことになったんだろうな。みんな限定って言葉に弱いから、それをうまく利用した宣伝が功を奏したのかも。でも実際に見て損はないと思う。RUIの歌も売れてるみたいだし。うちの常務も珍しく絶賛だし。「この男(ツヨシくんのこと)の映画は案外、入るんだよなぁ」だって。他にはどの映画に出てたっけ?メッセンジャーって出てた?ま、確かに大ヒットじゃないけど、手堅い感じはある。そうそう、埼玉の誇るローカル線、秩父鉄道がロケに協力しているそうで、沿線の駅が登場する。都心から近くて風情のある駅ってことで、よく撮影に使われてるようだけど、確かに秩父線は懐かしくて、絵になる駅が多いよな。ふらっと途中下車したいけど、電車の本数が少ないのでうっかり降りられないのがネックよね。でも陽気がよくなったら、ぶらっと行ってみようっと。 |
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2003/01/10 ハリーポッターと秘密の部屋 監督/クリス・コロンバス 主演/ダニエル・ラドクリフ 原作/J・K・ローリング 配給/ワーナー・ブラザース映画 日本公開/2002年11月23日 |
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気が付けば、10月以来、映画見てなかったんですな。厳密に言えば、「ラブソング」とか見てるんですが、ロードショーじゃないのでここには載せません。で、今年の初映画はハリポタでした。字幕版の上映が今日までなので焦って見ました。一言で言えばよかったんじゃないかな。前作の「賢者の石」よりは設定の説明が要らない分、お話らしい展開だったし。ドビーがデカくてちょっと気持ち悪いけど、原作にも忠実でいいと思う。展開のテンポも、前作よりよかったな。長いから、途中ちょっとアクビが出ちゃったけどね。確か、一昨年末に一日1冊ペースでダーッて3作一気に原作を読んじゃったから、どれが何巻の話だか混乱していて、特に2巻はよく覚えてなかったから、逆に楽しめたね。でも、どの巻もなんか似てない?クライマックスに穴を通って秘密の場所に行って戦うってパターンじゃん?前作も思ったけど、クライマックスにもうちょっと時間をかけて、見せ場を作ってほしいよな。あんなに色んなことあったわりにはアッサリじゃない?ま、あれ以上長くちゃ、商売あがったりだからな。それにしても、最近の映画は映像が重厚な感じになったよね。ちっともチャチくないのがすごいよね。これなら、次作のダンブルドア先生もCGでいけるんじゃない? | ||
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2002/10/29 ロード・トゥ・パーディション 監督/サム・メンデス 主演/トム・ハンクス 配給/20世紀フォックス 日本公開/2002年10月5日 http://www.foxjapan.com/movies/roadtoperdition/ |
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「よかったよ〜」ってみんなに言われて、高波のような感動が押し寄せてくるのを期待していたら、予想に反して、静かな感動がさざ波のようにじわじわとくる映画でした。全体的に地味な映画っす。みんな、感情を押し殺したような静かな演技に始終している。このへんは見る人の好みだよね。裏社会に生きる男たちの忠義と裏切り、そして父子愛がテーマ。それはいいんだけど、もうちょっとこう、感情の高ぶりみたいなものが伝わってくるといいんだけど。。。ストーリーもけっこう読めちゃうし。でも、映像はすごく凝っている。鏡やガラスの映りこみをフルに使っているし、重厚な雰囲気の衣装や建物もいい感じ。それで音はすごく静か。隣のトリプルXの効果音がかすかに聞こえてくるほど、しーんとした場面が多い。アカデミー賞ねらいともとれる出来ですが、たまには男ばっかりのドラマもいいかも。 | ||
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2002/10/27 トリプルX 監督/ロブ・コーエン 主演/ビン・ディーゼル 配給/東宝東和 日本公開/2002年10月26日 http://www.xxx-triplex.com/index.html |
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もうむちゃくちゃ命知らずなアクションがめじろおし。んなアホな〜ってなスタントが楽しめます。ウワサでは撮影時にスタントマンが一人、亡くなったとか。。。そりゃ死ぬよ、そんなんやったら。派手なアクションのわりに、出ているひとがイマイチぱっとしないから、なんとなくB級っぽくなっちゃうのが惜しいとこっす。あ、サミュエル・L・ジャクソンがなにげに出てます。ビン・ディーゼルはこれでスターの仲間入りになったとか。でも映画のイメージが強いせいか、ヒーローって言うより、憎めないワルって感じだよな。全体的にゴツイんだけど目がちょっとかわいいの。映画の内容はこういうスパイものの通例どおりグローバルに展開されるんだけど、後半はずっとチェコ。チェコの言葉と思いきやすごいチェコ風(?)な英語がお楽しみいただけます。でもワシ、チェコの背景がわかってないから、なんでロシアやアメリカが介入してるんだろ〜ってちょいと不思議に思ったけど、そんなん気にしてはいけません。スカッと楽しんでちょ〜。 | ||
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2002/09/18 バイオハザード 監督/ 主演/ミラ・ジョヴォヴィッチ 配給/アミューズ・ピクチャー 日本公開/2002年8月31日 http://www.biohazard-movie.jp/ |
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予想に反して人気絶頂の「バイオハザード」です。PG−12(12歳以下保護者同伴が望ましい)指定も納得の怖さ。ちゅうか気持ち悪る〜。前半は最新防御システムの機械的な残忍さ、後半はゾンビのドロドロした恐怖と、構成もよくできている。怖い音、怖いカメラワーク、怖い特殊メイク、おおよそ思いつく限りの怖がらせのテクニックを総動員って感じ。こんだけやったら作った人もさも満足であろうって感じ。ま、ゲームそのまんまってことなのかもしれないけどね。もともと怖い映画なんてきらいだったんだけど、何年も映画館にいると、こんな怖い映画も一人で見られるようになるもんだ、とふと自分で感心してしまった。それにしてもミラ・ジョヴォヴィッチはかっこよかった。彼女の必死な顔がいいんだよね、観客の心にグッと入ってくる。それにけっこう露出度高くてセクシーだわ。そういう意味でもPG−12なのかしら。ゾンビも怖かったけど、ミラの仲間のあのアジア系の女の人の目が白目がちですっごく怖いよなぁ。怖いモノ好きな方は是非見てちょ。 |
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2002/09/17 リターナー 監督/山崎貴 主演/金城武 配給/東宝 公開/2002年8月31日 http://www.returner.net/ |
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単刀直入に言おう。この映画は、けっこうおもしろい。これも絶対ありえない話だけど、「サイン」よりも、映画らしくて、そのうそくささも心地よく受け止められるので楽しめる。そりゃあ、スターウォーズなんかと比べれば特撮もちゃちぃかもしれないけど、それはそれ、と割り切れるのは邦画だからかな。いや、香港映画っぽいからだな。金城君のアクションもかっこよくて個人的には彼の株が少し上がったな。岸谷五朗もいかにもっていう悪役ぶりでいい。でも岸谷さんの中国語はイマイチだね。金城君より、岸谷五朗のほうが中国語のセリフ多いっつーのもどうかと思うし。そうそう、純日本映画と思ってたら、結構中国語と英語が出てくるので字幕付きのシーンがあるの、それもしょっぱなから。始まって1、2分経ってから入場したら、英語の映画やってるから、一瞬劇場を間違えたと思った。英語のあとは中国語だし、岸谷五朗の顔見て安心した。とくに何が新しいっていうわけじゃないけど、「映画を見た」っていう充実感はあるので良いと思う。最近そういう感覚を得られる作品って少ないから貴重だな。ま、単に好みの問題かもしれないけどね。 |
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2002/09/14 サイン 監督/M.ナイト・シャマラン 主演/メル・ギブソン 配給/ブエナ・ビスタ・インターナショナル 日本公開/2002年9月21日 http://www.movies.co.jp/sign/ |
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わざわざ、先行上映で気合入れて見たのに、正直言ってガッカリ。なんちゅう思わせぶり。シックスセンスを超えるとか言ってるけど、シックスセンスのほうが100倍いい。シックスセンスはある意味、革命的だったじゃない?誰もがラストには「マイッタ!」と思ったとおもう。でもそこでやめときゃよかったんだよ。幽霊が見えるっていうのは信じる信じないは別として、ホラーの題材にぴったりだと思うわけ。でも傷つかない人間(「アンブレイカブル」ね)だとか、UFOだとかは、よっぽどうまく作んなきゃアホらしくなるんだって。すごい仕掛けがあるんだと思って期待して見てたのに、たいしたことなくて、何だそれだけ?って感じ。ちょっと宗教じみてるし。現実的な人間であればあるほど、くだらなく感じると思うな。それなりにドキドキしたりはするよ。でもこの監督にはみんなそれ以上のものを求めるじゃない?でもストーリーはチャチイし、メル・ギブソンの演技も一人で「俺って苦悩してるの」って感じではっきり言って浮いてる。こんな脚本と演技に巨額の資金をかけたっていうのもどうかと思うぜ。配給には怒られるかもしんないけど、私はこの映画はお客さんには勧めたくないな。私なら金返せって言いたくなるもん。そうそう、そのシャマランさん本人も映画に出てるよ。「ヤツラの一人を閉じ込めた」って、どうやって?めっちゃアンタ強いじゃん!つーか「ヤツラ」ってたいしたことないよなー。 |
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2002/09/11 海は見ていた 監督/熊井啓 主演/清水美砂 配給/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 公開/2002年7月 http://www.umiwamiteita.com/ |
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黒澤明脚本を売りにしてるのを見ると、日本映画界も、もう「黒澤明」に頼るのやめようぜ、って正直思う。でもそうしないとお客さんも入らないのかなー。私は黒澤作品をまともに見たことないから、この映画が黒澤っぽいのかどうかわからないけど、思っていたより面白かったって感じ。そもそもワシ、時代劇好きだしね。葦乃屋の「姐さん」がカッコイイ。きれいだし、姐御肌で自立心が強くって教養もあって、遊女だけど凛とした気高さがある。最後のほうでに提灯に「こんばんわ」って呼びかけるシーンが何故かとっても印象的。なんちゅうかな、テレビの時代劇より、やっぱ映画のほうが本物志向だよね。「雨あがる」ほど照明が暗くない(ホントにロウソクの明かりって感じでリアルだった)けど、きものの感じとか髷の感じがいい。それと、クライマックスの洪水のシーンが思いのほか迫力があって怖かった。そういう展開で「海」がでて来るとは思ってなかったので予想外なラストでした。たまにはこういう趣のある映画もいいもんです。 |
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2002/08/22 スター・ウォーズ エピソード2 監督/ジョージ・ルーカス 主演/ヘンデン・クリステンセン 配給/20世紀フォックス 日本公開/2002年7月13日 http://www.foxjapan.com/movies/episode2/ |
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口ほどにもなくたいしたことなかった「エピソード1」のリベンジなるかってところですが、個人的には期待していたほどではないな。「エピソード1」よりもスピード感のあるシーンが多いのはいいけど、昔の三部作ほどおもしろくない。映像技術はすばらしいが、ストーリーが暗い。ユーモアも足りない。キャラクターの魅力もあまり感じない。ヨーダももっと活躍してほしかった。この辺は私の好みかもしれないが、映画はやっぱり無邪気に笑ったりドキドキしながら見たいもの。なんか暗黒面に感化されたって感じ。しかも、私、自分でも頭悪いと思うんだけど、見ていて共和国とか元老院とか通商連合とかジェダイとかシスとかの関係がさっぱりわからなかった。関係がわかってないから、裏切ったとかなんとかの意味もよくわからん。わからんけど、なんか敵対してるのね、って感じ。おまけに元老院はダークサイドに操られているとか、もうお手上げ。もう一度、吹替え版で見ないといかんかもな。それにしてもこの流れでいくと「エピソード3」はもっと暗いんだろうな。もういいから、ハン・ソロやチューバッカのその後とかのほうを見せてくれ。。。 |
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2002/08/12 タイムマシン 監督/サイモン・ウェルズ 主演/ガイ・ピアース 原作/H.G.ウェルズ 配給/ワーナー・ブラザース映画 日本公開/2002年7月20日 http://www.timemachine-movie.jp/ |
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パッとしないロン毛のお兄ちゃんが主演なので、一見、地味っぽい映画ですが、けっこうおもしろかったですよ。何がいいってテンポがいい。展開が速く、ひきつけられます。特にものすごいスピードでガーッと時代が移ろうシーンは気持ちがいいほどの早送りで、よくできています。どんどん、泥臭い世界になっていき、最後まで「どうなっちゃうんだろ?」って思いで見れました。ただ、途中、地底人(?)とのやりとりや、図書館の案内人(?)との会話の意味がよくわからなかったです。地底人にしても、それだけ進化しているわりには。。。なんて思ったりもしますし。ま、原作読めば、もうちょっと説明がなされているのでしょうけど。しっかし、ガイ・ピアーズって欧米の感覚ではかっこいいっていう部類なんでしょうか?なんか口の閉まりもよくなくて、主役をやるようなルックスじゃないと思うんですが。。。 |
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2002/07/20 猫の恩返し 企画/宮崎駿 監督/森田宏幸 配給/東宝 原作/柊あおい 公開/2002年7月20日 http://www.nekonoongaeshi.com/ |
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スタジオジブリの最新作ってことで、いやでも昨年の「千と千尋の神隠し」のような大ブレイクを期待していましたが、コケましたな。75分しかないから、「ギブリーズ」っていうどうでもよさげな短編と抱き合わせで上映中ですがとりあえず「猫の恩返し」だけ見てみました。全くもって普通のアニメです。ストーリーも想像どおりで、浅い展開。なにも映画にしなくてもいいな。猫たちのキャラクターはけっこうおもしろいけどね。「猫王」の丹波哲郎と、「ナトル(猫王の第二秘書)」役の濱田マリがいい感じ。車に轢かれそうになった猫を助けた女子高生ハルが「恩返し」と称して猫の国にさらわれるっていう話。あんないい加減な猫の国で一生遊んで暮らせるなら、そんなにムキになって帰ることないのにぃ、って思った私は天性のナマケモノ。ちなみに、ご存知の方も多いと思うけど、猫の事務所のバロンと、案内人のムタは「耳をすませば」に出てきた人形と猫ですな。客観的にみて、まぁ、大人が見ても楽しめるってレベルではないかな。私にとっては「千と千尋」と同じぐらい。しかし「千と千尋」って本当にみんなおもしろいと思ってるのかな?私は疑問だらけのアニメだったけど。。。 |
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2002/07/16 メン・イン・ブラック2 監督/バリー・ソネンフェルド 主演/ウィル・スミス 配給/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 公開/2002年7月6日 http://www.mib2.jp/index2.html |
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MIB(1のほうね)はけっこう期待してたのに、めっちゃくだらなくてがっかりした記憶があるのは私だけじゃないと思う。テレビCMもおもしろかったしさ。でも、フタを空けたら子供向けって感じで、笑えなかったんだよね。だから、なんで「2」なんてやるんだろうっていうのが、正直な気持ち。それなのに、どうしてけっこうお客さん入ってるんだろう?みんな「1」でこりてないのかなぁ。ハナから期待してなければ、まぁ、そこそこの映画だろう。でも半分は寝ていたっていうお客さんの気持ちも分かる。今回は、しゃべるパグ犬とか、ロッカーの住人とかちょっとおもしろいキャラクターがでてきただけマシかな。ロッカーにエイリアンの国があって、みたいな発想は私はきらいじゃない。まぁ、全体を通せばくだらない映画に変わりはないから、そう思って見てくださいな。映像が「ちゃちい」わけじゃないんだけど、内容に1800円の価値はないから、サービスデーで1000円で見るか、ビデオで十分。 |
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2002/07/03 ニューヨークの恋人 監督/ジェームス・マンゴールド 主演/メグ・ライアン 配給/ギャガ・ヒューマックス 公開/2002年6月15日 http://www.ny-love.com/ |
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19世紀のイギリスの公爵が2002年のニューヨークにタイムスリップしてキャリアウーマンに出会うっていう話。この手のラブコメは文句なしに楽しめていい。心地よい軽さで笑えるし。メグ・ライアンはちょっと老けたかなーって思うけど、でもそれはそれで役にあってるからいいし。最近、こういう肩肘はらずにのんびり見てられて、それでいて、そこそこおもしろい映画を見てなかったなぁ、としみじみ思った。ま、んなことあるわけないじゃんって話だけど、ニューヨークを白馬に乗って疾走する公爵サマっていうのも映画らしくていいじゃないの。ラストもいいんだけどその後のみなさんの生活はどうなっちゃうかな?ってちょっと心配、会社とか弟とか、メグ・ライアンも。主題歌がスティングっていうのでちょっと期待したけど、暗いよ、映画に合ってない。でもこの曲、賞を取ってるんだよな。んー。 |
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2002/06/12 模倣犯 監督/森田芳光 主演/中居正広 原作/宮部みゆき 配給/東宝 公開/2002年6月8日 http://mohouhan.yahoo.co.jp/index.html |
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むむっ、微妙な出来。原作読んだ人はハショッテある分、物足りなく思うだろうし、読んでない人には詰め込みすぎで分かりにくいと思うなぁ。帯に短しタスキに長しってか。はっきり言って無理なんだって「模倣犯」の映像化は。せめて大河ドラマぐらいの時間がないとなぁ。もっと長くて、深い話なのよ。もっと残酷で悲しい話なの。ピースももっと不敵な傲慢さがないと。まぁ、よく2時間にまとめたなとは思うよ。でもあれじゃ、全然人物に深みがないでしょ?ピースについては説明がなされてたけど、ヒロミの人物像が分からんでしょ?いきなり女の子殺して、「ピース助けて!」じゃなぁ。しかも原作のラストのあっけなさを補うために映画では終わり方を変えてある。個人的には「なんじゃ、それ!」ってな感じ。映像じゃ、人物の心理まで表現できないじゃない?だから、こういう事件がありました、ってだけで精一杯なんだよね。原作を読まないで見た人の感想を聞きたいな。ちょっと映像がこりすぎで余計なシーンが気に障るけど、読んでなければ、それなりに面白いかも。んー、でも「クロスファイア」並みかなぁ。正直なとこ、もっとひどいのを想像してたから、まぁまぁに感じたけどね。ヒロミの人、ちょっとアンディ・ラウ似だと思ったのは私だけ? |
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2002/06/09 スコーピオン・キング 監督/チャック・ラッセル 主演/ザ・ロック 配給/UIP 日本公開/2002年6月8日 http://scorpionking.lycos.co.jp/ |
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ハムナプトラ2で「サソリ男」で登場した人にスポットを当てて外伝として同じスタッフが作ったのがこの映画。今回の時代設定はずっと古代っす。ひたすら剣や弓矢のアクションばかりの泥臭い映画です。グリーンマイルのデカイ黒人さんとか出てるからもうちょっと演技派な映画かと期待してたけど、普通のアクション映画です。特筆すべきことがないのよね。個人的には、ラクダちゃんがお利巧でメッチャかわいいのがよかったっすけど。シュメール、アッカド、バビロニアなんて言葉に、なんか世界史で習ったなぁ、って思いながらも、そんな歴史的背景なんてどうでもいいような映画です。ありがちな古風な映画を狙ったのかも知れないけど、ハムナプトラのほうがギャグもあって楽しかったなぁ。昼のテレ東でやってそうな映画っす。 |
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2002/06/06 少林サッカー 日本語吹替版 監督/ 主演/チャウ・シンチー 配給/クロック・ワークス ギャガ・ヒューマックス 日本公開/2002年6月1日 http://www.shorin-soccer.com/ |
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久々の香港映画、しかもチャウ・シンチーが全国ロードショーなんて、香港ファンもびっくりですな。チャウ・シンチーの分かりやすい体当たりギャグと毒舌トークがうまく日本人に受け入れられるかってトコが見ものっす。香港コメディーってみんなそうだけど、漫画みたいなノリですよね。めちゃめちゃくだらんから、ツボにハマルとたまらんです。子供のように素直に笑って楽しんでもらえればいいかな。ま、題材がサッカーだから時期的にも話題になるってだけで、特別に出来のいい映画ってわけじゃあないっすけどね。ストーリーも相変わらず単純だしな。落ちぶれてのし上がるってパターンだわな。ヒロインがブスっていう設定も「食神」みたいだし、もう少し新しい展開がほしいけど、いきあたりばったりなトコが香港映画なんだろうな。ま、いい機会なのでスクリーンでサービスデーにでもお試しあれ。 |
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2002/05/30 アザーズ 制作/トム・クルーズ 主演/ニコール・キッドマン 配給/ギャガ・ヒューマックス 日本公開/2002年4月27日 http://www.others-jp.com/top.html |
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職場に出入りしている生保のセールスレディさんにネタをばらされながらも見てきました。この映画で一番肝心な「秘密」を知りながら見つつも、よく分からない点がいくつかあり、見終わった後、「ってことは、アレはどういうこと?」などと、友人と悩んでしましました。怖さでいったら「仄暗い水の底から」ほうが上かな?怖がりの私でも大丈夫ってことは、ホラー好きの人には物足りないかも。とはいえ、何度も目を閉じて薄目で見てたり、3回ほどビクッてしましたけど。うーん、こういう「秘密」のある映画を語るのは難しいなぁ。「言いたい!でも言えない!」っていう「おすぎ」の言うとおり。あー、私もネタを聞く前に見たかった。でも最後まで気付かないタイプだな、ワシは。設定は第二次世界大戦直後のイギリスのあるお屋敷。母と幼い子供二人。父親は出征中で不在。そこへ三人の使用人がやってきて6人になる。しかし、どうやらそのほかにも人の気配がし、長女はビクターという名の男の子が見えると言い出す。それからどんどん不思議なことが。。。みなさんも、ネタをばらされる前に早めに見るべし! |
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2002/05/28 パニック・ルーム 監督/デビッド・フィンチャー 主演/ジョディ・フォスター 配給/ソニー・ピクチャーズエンターテインメント 日本公開/2002年5月18日 http://www.panicroom.jp/ |
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これからこの映画を見る方に一言言わせてもらおう、「この映画、深読みすること勿れ」デス。最近の映画ってドンデン返しがあるじゃん?だからきっともっとスゴイことが起きる、スゴイ展開があるって期待しつつ見ていたら意外に普通に終わってしまい、ちょっとガッカリ。だからこの映画は素直に楽しんでください。話は簡単、泥棒よけの部屋「パニック・ルーム」のある家に母親と娘が引っ越してくる、その夜三人組みの泥棒が侵入し、親子対泥棒の攻防が繰り広げられるのである。なにぶん相手がオバケでもエイリアンでもモンスターでもなく、人間なのは分かってるから超越した怖さっていうのはない。でもドキドキ、ハラハラします。よくこんな切羽詰まった状況で次から次へと色んな手が考えつくなぁって、このテの映画見るたびに感心してしまうのは私だけ?やっぱ、ボーイスカウトとかやっておくべき? |
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2002/05/23 キューティ・ブロンド 監督/ロバート・ルケティック 主演/リーズ・ウィザースプーン 配給/20世紀フォックス映画 日本公開/2002年4月27日 http://www.foxjapan.com/movies/cutieblonde/ |
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まぁまぁ、面白いよって程度。髪がブロンドでオッパイも大きくて、ハイスクールでは人気者の主人公エルが「ブロンドは軽薄そう」っていう理由で彼氏に振られ、何とか見直させてやるっていう一心でハーバード大の法学部に入り弁護士を目指すっていうお話。「25年目のキス」の美人バージョンって感じかな。いいんだけど、いまひとつかな。エルの愛犬のチワワもかわいいんだけどもうちょっとひねりがほしいところ。でも、この手の映画は安心して見られるからいいかも。しっかし、彼女の服や持ち物はスゴイ!携帯カバーとかペンまでフェイクファーがついてるの。アメリカの高校生を見ると日本の女子高生はまだ子供っぽいかも、って思えちゃうのが怖い。 |
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2002/05/22 スパイダーマン 字幕スーパー版 監督/サム・ライミ 主演/トビー・マグワイア 配給/ソニー・ピクチャーズエンターテインメント 日本公開/2002年5月11日 http://www.spider-man.jp/ |
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来た来た!今年の大本命ってな感じ。文句なしに面白い!笑えるし、カッコイイし、それでいてちょっと悲しかったりとホントよくできてる。主演のトビー・マグワイアも普通っぽくてかわいいから、やられてると「頑張って!」とハラハラしながら応援してしまう。悪役もいい感じ。むかーし、テレビで見たときはスパーダーマンて、よく知らなかったせいか、怖いイメージがあったけど、親しみやすいキャラだったのね。原作が漫画なだけに、もちろん子供でも楽しめます。なかなか2時間ずっと楽しませてくれる映画って少ないけど、これは楽しかったな。早くも3作目までは撮る気でいるらしいので楽しみです。ちなみに次回作はシュワちゃんが敵役だとか...。まだ、見てない方、1,800円の価値ありです、是非ご覧あれ! |
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2002/05/19 突入せよ!「あさま山荘事件」 監督/原田眞人 主演/役所広司 原作/佐々淳行 配給/東映 公開/2002年5月11日 http://www.toei.co.jp/asamasansou/ |
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完全映画化っていうから、連合赤軍とは何ぞや?ってとこからやってくれるのかとちょっと期待したけど、その名のとおり「あさま山荘事件」のことだけでした。現場を指揮した「佐々さん」の著書が原作だそうです。でもなんちゅうか余計なシーンが多いというか、ゴタゴタしすぎ。もっと「プロジェクトX」的にすっきりかっこよくまとめてほしかった。テレビでもさんざん取り上げられてる話題だから、この事件の後に生まれた私ですら、殉職した警官がいたとか鉄球作戦で民間の兄弟が借り出されたとかは知ってるのよね。いまさら、映画にしても新鮮じゃないしな。映画の大半は警視庁と長野県警のもめごとだし、出てくるひとが人間くさすぎて、こんなんでいいの?って思うほど軽く見えてしまう。もう少しおもしろいと思ったのになー。 |
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2002/05/15 コラテラル・ダメージ 監督/アンドリュー・デイビス 主演/アーノルド・シュワルツェネッガー 配給/ワーナー・ブラザース映画 日本公開/2002年4月20日 http://www.warnerbros.co.jp/collateraldamage/index.html |
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シュワちゃんの映画は「エンド・オブ・デイズ」あたりから、もう飽きた、というのが本音。でも、コラテラルは意外におもしろいっていうので見てみたけど、結果はう〜んって感じ。ゲリラとか、テロとかちょっと社会派な題材で、しかも、本当のテロで公開が延期なったというイワク付きのわりには軽い。やられたらやり返す、しかも一人で、って、そんなんあり?コロンビアのテロリストもいかにもって感じだし。やっぱ、現実のテロがあまりに映画的だったせいか、映画がチャチに見える。これって怖いことだな。ま、でもちゃんとドンデン返しもあるのでエンド・オブよりは確かにいいかな。しかし、毒蛇を口から入れるシーンはどうかと思うな。みんなオエーって思うって! |
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2002/05/13 アメリ 監督/ジャン=ピエール・ジュネ 主演/オドレイ・トトゥ 配給/アルバトロス・フィルム 日本公開/2001年11月17日(シネマライズ) 只今、拡大ロードショー中 http://www.amelie-movie.com/ |
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以前、この映画を見た人に「駱駝ちゃんもきっといいって言わないよ」と言われた。結果、「アタリ」。完璧な「男脳」の持ち主であるワタクシ(「話を聞かない男、地図が読めない女」のテストに基づくとそうらしい)はどうも、女の子ウケのいい映画に向いてない。去年、シネマライズで一大旋風を巻きおこした話題の映画を前に大変言いにくいが、「まぁふつう」といったところ。奇跡を信じる人はこの映画できっと「幸せになる」のだろう。途中で「恋する惑星」のフェイに似てると思いだしたら、新鮮に感じなくなってしまったのもいけなかった。ともあれ映画らしい映画であることは確かだし、映像もとても美しいし、音楽もいい。アメリもオチャメでかわいい。ちょっと笑えるし。なんちゅうかなー、ヨーロッパ的というか、ハリウッド映画にはない感じを楽しめる。イタズラのなかで一番、私がひかれたのは「小人」の写真。それと、子供のころの話でチラッと出てくる「ワニ」がとってもかわいくて好き。あとニノが山岳部族に拾われる話、ウケた。こう思うとなんだかんだ言って、けっこう楽しんでるな、ワシ。 |
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2002/05/09 ブラックホーク・ダウン 監督/リドリー・スコット 主演/ジョシュ・ハーネット 配給/東宝東和 日本公開/2002年3月30日 http://bhd.eigafan.com/ |
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ソマリアってどこ?っていうのが正直な話。東アフリカの国で氏族の内戦がつづいている。そのため、飢餓が蔓延し、国際援助の手が伸びるが、その食料を奪い武器に換えるアイディード将軍。それを食い止めるため派遣されたアメリカ兵の戦い。30分で終わるはずのその作戦は、米軍ヘリ「ブラックホーク」の墜落に始まり、泥沼にはまっていく。映画の内容は、ひたすらに戦争である。その衝撃的なリアルな映像はアメリカで「米軍の軍事介入は是か非か」という論議を呼んだ。「あなたはこの戦争に言葉を失う。しかし、知るべき時が来た」というキャッチコピーのとおりだ。戦争とはこういうものか、と目を背けたくなるシーンばかりだ。幸いにもその光景はスクリーンの中の話である。でもまだ世界のあちこちでこういう戦争が今も続いているのは現実だ。現在の我々の平穏な生活は何の上になりたっているのか。ソマリアの民兵もアメリカ兵も我々も何が違うというのか。第3者が何故、犠牲を払う必要があるのか。そこには正義があるのか。正義とは何だ。戦いを止めるために戦う。そもそも戦争って何だ。なんでこんなことになるのだ。こんなことに意味があるのか。でも誰かがやらねばならないのか。もう、全然わからない。分かったのはその恐怖だけ。 |
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2002/05/09 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 原作/臼井義人 配給/東宝 公開/2002年4月20日 http://www.shinchan-movie.com/ |
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何でまたクレしんなんぞ、と思う方も多いでしょう。でもけっこうおもしろいのよ、これが。去年の「嵐を呼ぶ!モーレツ、オトナ帝国の逆襲」はよかった。子供たちよりも昭和生まれのお父さんお母さんに見てもらいたい作品だった。不思議と泣けるんだよ、クレしんなのに。映画のしんちゃんは結構イイ子だ、と思うのは私だけ?今回の作品はちょっとギャグが少なかったけど、やっぱりちょっと泣かせる。埼玉県人の身びいきなのかもだけど、騙されたと思って見てもらいたい。出来としちゃあ、去年の「オトナ帝国」のほうがギャグも感動もウワテだったかな。でも、後ろの席の子供たちはメチャメチャ笑っていて楽しんでた。今回のしんちゃんは庭の穴から戦国時代にタイムスリップ、天正二年の武蔵の国、春日領が舞台です。そうそう、「雨上がり」の二人が声で出ているって知ってました?最近はお笑いの人がよく映画の声優やるのね。 |
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2002/04/16 ビューティフル・マインド 監督/ロン・ハワード 主演/ラッセル・クロウ 配給/UIP 日本公開/2002年3月30日 http://www.uipjapan.com/beautifulmind/ (↑えらい時間かかるよ) |
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よかった。地味だけど、よかった。じーんときて鼻水と涙があふれてくる、良いラストです。左の写真なんか見ちゃうと軽いラブストーリーなんかな、って思うけど、全然違った。ちょっと「6センス」入ってるし。数学って経済とか広い分野に応用されるんだぁっていうのも新鮮だった。それと、ラッセル・クロウといえば「グラディエーター」の誰よりも勇敢で強い男ってなイメージが強いでしょ?だから天才数学者なんてちょっと意外だけど、けっこうよかった。でもガタイが良すぎなのは否めませんなぁ(それがステキなんだけどさぁ、この映画では薄着にならんほうが...)。いい映画だけど客の入りが悪い。そもそも今日見るつもりなかったのに劇場が空だっていう(映写機まわす電気代がもったいない)のでせめて私一人でもと思って見た。そういえば実在の人がモデルなのってあんまり大ヒットしないよな。それともウチだけでヨソでは満員御礼なのか? |
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2002/04/12 ロード・オブ・ザ・リング 字幕スーパー版 監督/ピーター・ジャクソン 主演/イライジャ・ウッド 配給/ヘラルド・松竹 日本公開/2002年3月2日) http://www.lord-of-the-ring.com/ |
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見よう見ようと思っていながら、今頃になってしまいました。いやぁ、長いお話です。3時間も上映時間があるのは話をダラダラ伸ばしているわけでなく、話そのものが長いからっていうのがよくわかりました。どんどん話が進んじゃうんだもん、ついていけないかと思った。これでもきっと、はしょってあるんだろうな。まだこの後に、2作もあるんでしょ?めっちゃこれからってトコロでエンディング。3時間も見て終わんねぇのかよ、って怒る人の気持ちもよう分かる。話はまさにRPGの先祖って感じ。次から次へと敵が現れ、なかなかドキドキさせられるアクション。映像もよくできていて、ほんとに小っちゃい人がホビット族の人をやってるのかと思っちゃいます。できれば前もって指輪の由来とか、どういう種族がどういう歴史を展開したとか予習しておくといいかも。最初の5分ぐらいにその説明がされているんだけど、駆け足なので、字幕を読むのが精一杯。あぁ、来年まで話の内容覚えていられるかなぁ。 |
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2002/03/06 モンスターズ・インク 日本語吹替版 制作/ピクサー・ディズニー 日本公開/2002年3月2日 http://www.disney.co.jp/movies/monstersinc/index_nonflash.html |
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CGアニメを作らせたら右にでるものなしのピクサーの新作です。「トイ・ストーリー」も大好きだけど「モンスターズ・インク」もいいですよ。サリーの毛がフサフサしてて、私も背中にくっつきたくなりました。出てくる脇役もおもしろい。個人的にはイエティが好き。トイもそうだけど細かいところでファンが楽しめる。マイクのコンタクトレンズとか、発想がカワイイ。そういえば、ブーの部屋にジェシー(トイのカウガール)がいたよね?お話もけっこう練れてていいと思います。ただ、やっぱり「トイ」は超えられないとの声を聞きますが。タナチュウと石塚さんの声も合ってるから吹替版もいいですよ。字幕も見てみたい気もしますが。 |
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2002/02/26 WASABI 制作・脚本/リュック・ベッソン 主演/ジャン・レノ 広末涼子 配給/K2・日本ビクター 日本公開/2002年2月2日 http://www.wasabimovie.com/opening.html |
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ジャン・レノと広末涼子という思わぬキャスティング。「広末だから見ない」なんて声も聞くけど、別に広末でもいいと思うな。うまいかどうかはよくわかんないけど、広末、フランス語頑張ったねって感じ。おもしろいかどうかと言われれば、普通です。ソウルと同じくらいかな。ジャン・レノもかっこいいし、展開もあるし。でも都合いいといえば都合がいいし、外国人の考える日本っていうのがわかっておかしい。どう考えてもその音楽は中国だろーとか、そんなに都合よく和服着てる人歩いているかよ。ヤクザも香港映画に出てきそうな、わかり易さだし。しかし、よくこんなにフランス語できる人集めたなぁ。これを見たフランス人が日本に来てフランス語が通じるなんて思いませんように。 |
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2002/02/17 ソウル 監督/長澤雅彦 主演/長瀬智也 チェ・ミンス 配給/東宝 公開/2002年2月9日 http://www.seoul-movie.com/ |
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日韓の合作です。出演している日本人は長瀬君だけだけど、けっこう日本語が多いので、そろそろ吹き替えを卒業したい小学高学年や中学生に最適な作品です。ストーリーや展開も分かりやすいので幅広い年代が楽しめるのでは。オーシャンとは逆に、「つまんないよー」ってさんざん聞いてから見たので、けっこうおもしろかったです。まぁ、先が読めるストーリーだとか、とくに目新しいものはないって言えばそのとおりですが。いいんじゃないんですか、あぶない刑事みたいで都合よくて(なんじゃそりゃ!)。本格派のひとには物足りないでしょうが、単純なワシには調度いいのか、期待しなかったのがよかったのか...。でもチェさんの最後のグラサンはあまりお似合いではないんじゃ...と思ったのは私だけ? |
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2002/02/15 オーシャンズ11 監督/スティーブン・ソダーバーグ 主演/ジョージ・クルーニー 配給/ワーナー・ブラザーズ映画 日本公開/2002年2月2日 http://www.oceans11.jp/index2.html |
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この映画、リメイクだって知ってました?確かにリメイクされるほど、ストーリーもよく練れているので、なるほどそう来たかっていう楽しみもある。キャストも豪華でいい。まぁ、面白いほうです。でも期待してたほど、入り込めなかったのは何故?思ったほどスピード感がないし、ハラハラドキドキもしない。画面は横にグンと長いシネスコだったのでスクリーンも十分の大きさがあって、迫力満点のハズだったんだけど...。ミッション・インポッシブルとかのほうが「危ないっ!」って感じが伝わってきたなぁ。11人っていうのはちょっと多いくて、それぞれの見せ場がバラバラでここぞっていう盛り上がりが足らない。はっ、生意気なことを申しました。いや、期待しすぎたワタクシが悪いのです。 |
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2002/02/03 仄暗い水の底から 原作/鈴木光司 監督/中田秀夫 主演/黒木 瞳 配給/東宝 公開/2002年1月19日 |
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私は怖がりなので、はっきり言って怖かったっす。怖い映像が来るぞってときには、いつでも目をそらせるように、ひざにかけてたコートを盾にして見てました。感動の最後っていう前評判はたいしたことない気がします。なんとかまとめたなって感じ。そもそも第一印象悪いくせに、何でそんな部屋借りるんだよーって思ったのは私だけでしょうか?あのマンション、暗いし、管理人いるわりには、ひと気なさすぎ!他の住人はどうしたんだろう。行方不明の女の子は父子家庭だったけど、お母さんはどうしたんでしょう。黒木瞳はまるっきりのとばっちりっていうのが気の毒だなぁ。ま、最後がまとまっているだけに、あとに引かないので、夜、眠れない、なんてことはなさそう。 |
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2002/01/31 シュレック ・ 日本語吹き替え版 制作/ドリームワークス 配給/UIP 日本公開/2001年12月 |
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今年に入って初めて映画を見ました。ハリポタ以来、全然見ていませんでした。すっごいおもしろいというわけでもありませんが、鼻で「ふっ!」と笑う感じってわかります?率直に言って、CGモノで比べるとトイ・ストーリーのほうが面白いけど、シュレックのほうが突き放した笑いというかシュールというか、それはそれで楽しめます。ストーリーより、セリフを楽しめるかどうかが、この映画に対する好き嫌いを決めそう。字幕版と吹き替え版、どちらが楽しめるのかな?訳し方が重要そう。浜ちゃんの関西弁、悪くないけど、テンポが微妙。ともあれ、最後の展開は、なかなか意外ですね。ウワサでは続編が出来るとかなんとか。 |
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書籍の部は「駱駝図書館」に引越ししました。 食品、節日の部は しばらく閉鎖させていただきました。 |
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